駐輪場不足に解決策、新サービス「ペダレスト」の未来

モーターサイクル 企業動向

健康志向の流れや、震災以降の災害対策として自転車通勤をする人が一定数存在する。

2020年の東京オリンピック開催に向けて、舛添都知事が就任当初から自転車レーン設備に意欲的な姿勢を見せていること、また、自転車愛好家として知られる谷垣幹事長も東京オリンピック会場となるお台場を「自転車特区」とする構想を発表したことなどがあり、現在都内の交通インフラの見直しが図られているという状況にある。

ただ、その一方インフラとしての駐輪場は依然として不足しているという問題が存在していた。

エル・ネット社の「駐輪場利用に関するアンケート」では、人々が駐輪場を利用しない最も多い理由は「近くに駐輪場がないから」というものだったという。

◆日本の駐輪場不足を解消したい

この問題を解決するべく、自転車創業は、遊休地を屋外駐車場に転用して駐輪者問題を解決するサービス、PEDALrest(通称ペダレスト)を2014年1月より運用している。

サービスは「目的地から1分以内に必ず駐輪場がある街づくり」を目的として、駐輪場不足という社会問題を、遊休スペース活用により、解決するというものである。

ペダレストはKDDIが展開するベンチャー支援プログラム、KDDI∞Labo第5期に2013年9月採用され、事業展開を行ってきた。

今回はこのサービスについて、掘り下げる。

◆どういった点がKDDI∞Laboに評価されたのか

この問いに対して、代表の中島氏は

「軒先ドットコムといったスペースなどをシェアしていくシェアリングエコノミーが流行っていることや、ヨーロッパで唯一自転車後進国と言われていたイギリス、ロンドンが、ロンドンオリンピックを通して急激に自転車が普及していったという実例があることなどから、2020年にオリンピックを控える日本もそのような状態になれるのではないか、という期待があると思います」

と話した。

従来の駐輪場システムと異なり、インターネットで管理するということにもペダレストの特徴はあり、これによってかかる費用を抑えている。


◆西新宿に高級自転車向け駐輪場を開設

自転車創業は、遊休地を活用したロードバイクに特化したシャワー&ロッカー付き自転車室内駐車場を西新宿エリアに2014年10月21日より開設する。

これまでは屋外スペースのみの展開であったが、ロードバイクなどの高級自転車ユーザーからは、安全面や快適性を求める声が増えており、そのような声を反映すべく駐輪ラックの室内設置に加え、シャワーとロッカーも用意した「ペダレスト西新宿」を開設するに至った。

駐輪場は都営大江戸線の西新宿五町目駅近く。2箇所目以降の解説資金確保を目的として、2014年10月8日よりクラウドファンティングも活用してきた。


自転車のインフラ化には、駐輪場設置の理解と拡充が欠かせない。

コンパクトな東京オリンピックの実現において、ライフラインとしての自転車を活用しきれるか否かは、小さな課題ではない。
《大日方航@CycleStyle》

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