三菱重工業と三菱航空機は10月18日、次世代リージョナルジェット機であるMRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)を初公開するロールアウト式典を、三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場(愛知県西春日井郡)で開催した。
国産ジェット機のMRJは今後、2015年4~6月に予定している初飛行を目指す。
ロールアウト式典には、西村明宏国土交通副大臣、丹羽秀樹文部科学副大臣、黒田篤郎経済産業省製造産業局長のほか、初号機を納入する予定のANAホールディングスの伊東信一郎社長など、関係者約500人が出席した。
三菱重工の大宮英明会長は式典で「最高レベルの運航経済性と客室快適性を兼ね備えた世界に誇れるメード・イン・ジャパン製品が、ようやく夢から現実へと姿を変えようとしている」と述べた。
両社は今後、2015年に初飛行、2017年の初号機納入を目指す。