日本精工、変速機を小型・軽量化できるプラネタリシャフトを開発

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日本精工、自動車用変速機用「超長寿命プラネタリシャフト」を開発
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日本精工は、自動車用自動変速機や無段変速機、ハイブリットシステムに使用されるプラネタリ(遊星)機構用「超長寿命プラネタリシャフト」を開発した。変速機の小型・軽量化により燃費向上に貢献する。

グローバルで自動車の低燃費化が求められており、変速機の高効率化が急務となっている。このため、変速機の多段化や小型・軽量化、変速機内の潤滑油の摩擦損失低減が進んでいる。中でもプラネタリ機構に多く使われているニードル軸受にも、小型化・軽量化が求められている。

今回開発した製品は、新開発オリジナル材を採用し、熱処理を最適化することで長寿命化を実現した。高周波焼入れによって、シャフト両端面の硬度が上昇する影響を小さくすることで、シャフト両端の加締め(塑性加工)を可能にし、キャリアへの固定が可能となる。

これにより、従来の超長寿命品のピン止めタイプと同等の耐久性を維持し、長寿命品比2.5倍の超長寿命を実現した。また、同等の寿命に設計すれば、長寿命品の加締めタイプに対し約3割の幅狭化が可能。

製品の売上として2018年に20億円を目指す。

《レスポンス編集部》

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