イスカンダルの不動産開発で規模縮小の動き 供給過剰に懸念

エマージング・マーケット 東南アジア

メイバンク・リサーチのリポートによると、マレーシアのデベロッパーはジョホール州南部開発地域「イスカンダル・マレーシア」のダンガ・ベイやヌサジャヤ-メディニ地区における高層不動産の規模を縮小する動きに出ている。

開発業者の多くは土地付き不動産や工業用不動産により注力する傾向にあるという。供給が過剰であることがその一因で、2-5年間の間に同エリアの不動産価値が下がる恐れもあるという。

サンウェイ・グループはメディニにおけるシトリン・オフィス・スイーツプロジェクトを15-17%の割引価格で売り出しており、今後も値下がりする可能性が出ている。

イスカンダル・マレーシアでは開発用地が混雑してきていることも懸念されているという。中国をはじめとする海外の不動産開発業者も多く進出していることから、マレーシアの業者は直接の競争を避けるためにタウンシップやビジネス・パーク、土地の販売にシフトする傾向にあるという。また、イスカンダル地域の中心部ではなく、クライやセナイなど周辺地区においても手頃な価格設定の住宅への需要があることから、住宅開発を計画する業者もある。
千田真理子