日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは10月1日、パリモーターショー14でのワールドプレミアに先駆けて、コンセプトカーの『Q80インスピレーション』の詳細を発表した。
Q80インスピレーションは、車種ラインナップの拡大を図るインフィニティブランドが、新たなフラッグシップ車を提案したもの。インフィニティが、「ファストバック・セダン」と呼ぶ4ドアクーペとなる。
ボディサイズは、全長5052mm、全幅2027mm、全高1350mm、ホイールベース3103mmの堂々の大きさ。ダイナミックかつエレガントなデザインが追求された。アルミホイールは22インチサイズを履く。室内は独立4シーターのレイアウト。カーボンファイバーやアルミ、レザーなどの素材を用い、最高のクオリティが表現された。
10月1日、インフィニティは、Q80インスピレーションのパワートレインの詳細を発表。ハイブリッドシステムのエンジンは、新開発の3.0リットルV型6気筒ツインターボ、と告げられた。このエンジンは、インフィニティの市販車に、2年以内に搭載される。
Q80インスピレーションの場合、モーターとの組み合わせにより、トータル出力550hpを発生。駆動方式は、2WD(FR)と4WDが切り替えられる。環境性能は高く、欧州複合モード燃費は18.2km/リットル、CO2排出量は129g/kmを実現している。