ルノー・ジャポンは、『メガーヌルノー・スポール(以下RS)』の限定車を3タイプ発表。2015年早春に発売が開始される。
これまでも、メガーヌRSは何種類かの限定車が販売された。「2011年にはメガーヌRSトロフィーを導入。これは2011年のニュルブルクリンクFF量産車最速タイム保持車で、現在のカタログモデルはこのトロフィーと同じエンジンとシャシーを採用している。そして、F1の活躍を記念して、メガーヌRSレッドブルレーシングRB7、RB8も導入した」と振り返るのは、同社商品企画グループチーフプロダクトマネージャーのフレデリック・ブレンさん。
今回はメガーヌRS「トロフィー」(90台)、「トロフィーS」(60台)、「トロフィーR」(60台)が導入される。RSトロフィーとRSトロフィーSは右ハンドルの5人乗りであるのに対し、RSトロフィーRは、左ハンドルの2人乗りで、7分54秒36というニュルブルクリンクFF車最速タイムを更新したクルマである。
トロフィーとトロフィーSの特徴についてブレンさんは、「(トロフィーをベースにトロフィーSは)19インチのスピードラインチュリニブラックアロイホイールとミシュランパイロットスポーツカップ2を履き、サイドにはステッカーが付く。また、オーリンズの1ウェイアジャスタブルフロントダンパー、オールスチールスプリングが装備される」とその違いを述べる。
「内装は両車共通で、シートはレカロで、アルカンターラとレザーのコンビ。ステアリングとシフトノブブーツにもアルカンターラを採用した。キッキングプレートにはトロフィーの文字と、シリアルナンバーが付いている」と話す。両限定モデルとも、シャシーカップが採用された。
そのほか、両車とも、「アクラヴィッチのチタンマフラーを採用することで、エキゾーストノイズが非常に良く、更に4キロの軽量化にもつながっている」とブレンさん。
「トロフィーの予定販売価格が426万円で4色導入する。トロフィーSは、ジョンシリウスのみで、477万円を予定している」とした。