日産自動車は、ACO(フランス西部自動車クラブ)が新たに創設したLMP3(ル・マンプロトタイプ3)クラスにエンジン供給を行うと発表した。
LMP3は、コスト効率を目指して創設された耐久レースの入門カテゴリー。2015年はヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)、アジアン・ル・マンシリーズで参戦が可能となる。このプロトタイプレーシングカーは数々のマニュファクチャラーが製作する予定だが、いずれも1台は日産のエンジンを搭載することになる。エンジンはニスモのチューンによる5リットルNA・V8エンジン「日産VK50VE」となる予定。
日産は、ここ数年間、LMP2部門のトップレベルにエンジンを供給し、2014年はル・マン24時間でクラスのトップ5を独占した。さらにLMP1への参戦も発表しており、今回のLMP3クラスへのエンジン供給で、全カテゴリーを網羅することとなる。