全日本モトクロス選手権・第7戦が9月14日、奈良県の名阪スポーツランドで開催され、IA1クラスでは成田亮(ホンダ)がヒート1で今季9勝目を飾った。
ヒート1、成田は好スタートを決め、スタート直後にトップを走行。しかし平田優(ヤマハ)に抜かれて、1周目を2番手でクリア。しかし2周目、トップの平田を猛追していた成田は、転倒により3番手に順位を下げた。
それでも、成田は3周目にこのレースの最速ラップタイムを叩き出し、新井宏彰(カワサキ)をパスして2番手に返り咲くと、トップの平田と約2秒の差を保って周回を重ね、パッシングのチャンスを待った。
レース中盤の6周目、成田は平田を抜いてトップに。その後は、激しいライディングで逃げきりを図る。すると後半、約3秒だった成田と平田の差が徐々に拡大。最終的には成田が十分なリードを得て、19周のレースをトップでゴールした。
ヒート2、ホールショットを奪ったのは星野優位(ホンダ)。2周目になると、星野優位(ホンダ)、平田、三原拓也(カワサキ)、新井宏彰(カワサキ)、成田までの5台が、縦に長いトップグループを形成。その次の周には、ここから平田が一気に抜け出す。成田は3番手に浮上し、星野は5番手に後退した。
序盤から逃げきりを図る平田に対し、成田は前を走る三原の攻略に手間取り、3番手をキープ。5周目、成田は三原を抜いて2番手にポジションを上げるも、すでに平田との差は約7秒にまで拡大していた。レース中盤に入ると、成田は平田の独走を許し、さらに新井や三原にも逆転された。しかし、すぐに三原を再逆転して3番手を死守。最後は三原を突き放し、成田は3位に入賞した。
■IA1(ヒート1)
1位:成田亮(ホンダ)
2位:平田優(ヤマハ)
3位:新井宏彰(カワサキ)
4位:三原拓也(カワサキ)
5位:小方誠(ホンダ)
6位:北居良樹(KTM)
■IA1(ヒート2)
1位:平田優(ヤマハ)
2位:新井宏彰(カワサキ)
3位:成田亮(ホンダ)
4位:三原拓也(カワサキ)
5位:深谷広一(ホンダ)
6位:星野優位(ホンダ)
■ポイントスタンディング
1位:成田亮(ホンダ)325P
2位:小方誠(ホンダ)265P
3位:熱田孝高(スズキ)234P
4位:新井宏彰(カワサキ)233P
5位:平田優(ヤマハ)187P
6位:深谷広一(ホンダ)180P