神奈川県藤沢市の江ノ島電鉄(江ノ電)と京都市中京区の京福電気鉄道(嵐電)は9月12日、江ノ電で運行されている「嵐電号」の車体塗装を、嵐電の車体塗装の一つである「京紫色」に変更すると発表した。9月16日から運行を開始する。
江ノ電と嵐電は2009年10月14日、姉妹提携を締結。「姉妹提携号」として、江ノ電は嵐電の車両に似せた塗装の「嵐電号」を、嵐電は江ノ電の車両の塗装に似せた「江ノ電号」を、それぞれ走らせている。今年は姉妹提携から5周年という節目の年を迎えることから、江ノ電はこれを機に「嵐電号」の車両塗装を京紫色に変更することにした。
京紫色は嵐電の車両塗装の一つ。2010年の嵐電開業100周年を機に京紫色への塗装変更が順次実施されており、現在は保有車両のほぼ半分が京紫色で塗られている。
また、姉妹提携5周年記念日となる10月14日は、双方の「姉妹提携号」に江ノ電イメージキャラクター「えのん」と嵐電キャラクター「あらん」をデザインしたヘッドマークとステッカーを掲出。嵐電では「江ノ電号」車内の座席をリニューアルするほか、双方で発車式の記念セレモニーを行う。このほか、記念グッズや記念切符の販売なども行う予定だ。