デンソーは、トヨタ自動車の豪州撤退に伴い、デンソー・オートモーティブ・システムズ・オーストラリアでの生産を終了することを決定した。生産終了時期は、トヨタの撤退時期に基づき決定する予定。
デンソーは、1972年に豪州での生産を開始してから42年間、カーエアコンやラジエーターなどを現地顧客向けに生産してきたが、今回、トヨタの生産事業撤退に伴い、現地での生産終了を決定した。オーストラリアでの市販事業・サービスは、今後も引き続き行っていく予定だ。
また、今回の決定により影響を受ける従業員については、今後、再就職支援など最大限のサポートを実施していく。
今回の決定に際し、デンソーの加藤宣明社長は、「当社が初めて海外生産拠点を設立したオーストラリアで、これまで42年間、デンソーの成長を支えてくれた従業員と地域社会の人々に深く感謝したい」とコメントした。