日本航空(JAL)グループは、2014年度の国際線路線便数計画の一部変更を決定したと発表した。
中部~バンコク線を4年ぶり、関西~ロサンゼルス線を8年ぶりに運航を再開する。需要の変化に柔軟に対応するため、中型機を使用する。
同社では当初、2015年度に予定していた首都圏以外の国際線ネットワーク拡大時期を早め、2014年12月から中部~バンコク線を、2015年3月から関西~ロサンゼルス線を開設する。JALグループの国際線として中部国際空港からは約10年ぶり、関西国際空港からも約6年ぶりの開設となる。
両路線は、日系航空会社唯一の直行便で、中部地区・関西地区の経済発展、利用者の利便性向上を図る。
中部~バンコク線は767-300ER/787-8を使用して週7便、関西~ロサンゼルス線は787-8を使用して週7便運航する。
一方、旺盛な訪日需要に対応するために、10月から成田~台北(桃園)線で737-800から767-300ER、12月から羽田~台北(松山)線で767-300ERから777-200ERに大型化する。
また、需要の変化に着実に対応するため、中部~上海線、成田~上海線、成田~北京線の一部で機材を小型化するほか、12月からは成田~デリー線へボーイング787-8型機を投入、成田~仁川線を週14便から7便へ減便するなど、運航効率化を図る。
成長が見込まれるアジア~北米間の乗り継ぎを維持しながら、需要の変化に対応していく。