韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は9月1日、8月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は35万7698台。前年同月比は5.9%減と、7か月ぶりに前年実績を下回った。
海外では8月、30万9555台を販売。前年同月比は6.9%減と、7か月ぶりのマイナス。その内訳は、海外生産分が0.6%減の24万5150台と、後退。輸出分も6万4405台にとどまり、前年同月比は25.2%減と、2か月ぶりに前年実績を割り込む。
海外では、米国での新車販売が、回復傾向。8月は、同月の記録を更新する7万0003台を売り上げた。前年同月比は5.9%増と、5か月連続で前年実績を上回る。
主力中型セダンの『ソナタ』が、新型投入により、前年同月比24.7%増の2万1092台と、6か月連続の前年実績超え。新型に切り替わったSUVの『サンタフェ』シリーズは、前年同月比14.8%増の9302台と、11か月連続のプラス。一方、小型車の『エラントラ』は、5ドアハッチバックの『エラントラGT』と2ドアクーペを含めて、2万2845台にとどまった。前年同月比は7.5%減と、6か月連続のマイナス。
地元韓国の新車販売も、回復傾向。8月の韓国新車販売は4万8143台で、前年同月比は1%増と、8か月連続で前年実績を上回った。新型サンタフェ効果で好調だったSUVは、8月は2.2%減の9258台と、3か月連続の前年実績割れ。
一方、バスやトラックを含む商用車は、前年同月比9.6%増の1万1200台と、3か月連続で増加。乗用車は1.1%減の2万76852台と、5か月ぶりに前年実績を下回っている。
ヒュンダイの2014年1-8月世界新車販売は、322万7205台。同社の2013年の世界新車販売台数は、前年比7.3%増の472万1156台だった。