トヨタ自動車の中国法人は9月1日、8月の中国における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は約7万8500台。前年同月比は8.9%増と、3か月ぶりに前年実績を上回った。
中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する買い控えの動きが広がった。しかし、トヨタの中国販売は、このところ回復しており、尖閣問題の影響は払拭していた。
そんな中、8月実績の前年同月比は8.9%増と、3か月ぶりのプラス。これは、6月下旬にモデルチェンジした主力セダン、『カローラ』の販売が好調なため。
トヨタの中国合弁には、第一汽車との一汽豊田、広州汽車との広汽豊田の2社がある。
トヨタの2014年1- 8月の中国新車販売台数は、前年同期比9.7%増の約61万9200台。トヨタは2013年、中国で91万7500台を販売。2014年は、前年比20%増の110万台以上の販売を目指す。