インド最大の自動車メーカーであるマルチ・スズキは27日、自動車交換部品の正当な価格競争を妨げたとして、CCI(インド競争委員会)が国内外のメーカー14社に対し罰金を科したことについて、不服を申し立てることを表明した。エコノミックタイムスが伝えた。
同社のRC・バルガバ会長はインタビューに答え「CCIが行ったことは自動車交換部品に関しての理解が足りないことから来ている。CCIの指摘は他の業種には当てはまるかもしれないが、自動車業界に関しては全く状況が異なる」とコメント。
続けてバルガバ会長は「CCIは部品の価格を下げることばかり考えているが、自動車部品のほとんどはその安全性や公害、環境、パフォーマンス等の面に対して重要な役割があり、今のコストではその品質をカバーできない」と話している。
既にタタ・モーターズとマヒンドラ&マヒンドラ社も同様にCCIの決定に対し不服申し立てを表明している。