現地時間8月25日、モスクワ市内のエキスポセンターにおいて、「アウトメカニカ モスクワ14」が開幕した。アウトメカニカは、モスクワをはじめ、欧州、中東、北米、南米など世界12都市以上で行われる、世界最大級の自動車部品専門見本市。アウトメカニカ モスクワ14では、約6万平方メートルの展示会場に、世界47か国から1600を超えるアフターパーツメーカー、ディストリビューターなどが出展する。昨年は約3万2000の来場者を数えた。日系企業では、デンソー、アイシン、エクセディ、KYBなどが出展している。また、日立オートモティブシステムズは今回初出展となった。海外系では、ヴァレオ、ブレンボ、メルセデスベンツ、BMWなどが大型ブースを構える。眼を見張るのは中国系企業の多さだ。独立した1ホールを「中国パビリオン」として、大小様々な企業がブースを構えている。中国系企業の脅威について、ある日系企業の担当者は「今に始まったことではない」と前置きした上で、「ロシア市場、特にモスクワでは、これまで(高価格高品質の)日本製品を選ぶお客様が多かったので、それほどシェアを争っているわけではなかった。しかし、近年の景気悪化をうけて、低価格の中国製品を選ぶお客様が増えたことも事実だ」と語った。8月27日より開幕するモスクワモーターショー14と前後して開幕したアウトメカニカ モスクワ14だが、初日となった8月25日の人影はまばらだった。日系企業の担当者は「昨年に比べて来場は確実に減っている。景気悪化を反映しているのでは」と分析する。アウトメカニカ モスクワ14は8月28日まで開催される。
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