8月25日、ロシアで自動車部品見本市「アウトメカニカモスクワ 2014」が開幕した。会場は、モスクワ中心部より少し東の、ヴィースタヴァチナ駅に隣接したエキスポセンター。会場には僅かながら日本メーカーのブースも出展していた。大阪府に本社を置く、自動車部品メーカー、エクセディもその一つだ。ヨーロッパ、北米、アジアなど、幅広い拠点を持つ。会場ではクラッチパーツやオートマチックトランスミッションに用いられるフリクションプレートなどをアピール。来場者は、ロシア国内の部品商や自動車修理工場のオーナーがメインだという。エクセディクラッチヨーロッパでダイレクター兼プレジデントを勤める浦野征樹氏は、「ロシアでの、アフターマーケット需要は大きい」と話す。「欧州全体に言えることだが、車齢も長く、より良いパーツを求め自分たちで交換する人も多い。通貨の下落、ウクライナ危機などの社会情勢もあり、経済的には難しい状況だが、補修部品の交換需要があるため、現状では売上を維持できている」とのことだ。昨今、ロシアにおいても中国の部品メーカーが勢いを見せているが、それに対しては「価格は安くなくとも、高品質なものを提供している。しかし、最近は低価格志向に変化しつつある部分もあり、市場の動向として把握しておかなければならない状況」(浦野氏)と冷静に捉えているようだ。そのような中で、「ロシアは雑多な車が走っているので、少量多品種を展開している我々としては勝機を見出せる市場だと思う」と語った。
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