トヨタ自動車の米国法人は8月19日、テキサス州に移転建設する新本社キャンパスに関して、ダラスに本拠を置くコーガン社を、建物の設計事業者に指定すると発表した。
トヨタは2014年4月末、北米における製造・販売・金融などの本社機能を、テキサス州ダラス北部のプレイノに移転すると発表。現在、カリフォルニア州トーランスに置く北米本社を、およそ60年ぶりに移転する。
テキサス州ダラス北部のプレイノの同一敷地内に移転するのは、TEMA(トヨタ・モーター・エンジニアリング・アンド・マニファクチャリング・ノース・アメリカ)、TMS(米国トヨタ自動車販売)、TMA(トヨタ・モーター・ノース・アメリカ)、TMCC(トヨタ・モーター・クレジット)の4社。本社機能の移転は、拠点を一元化することによって、各機能間での連携・効率化を推し進め、顧客に「もっといい車」を届ける体制を整えるのが目的。北米市場での持続的成長を狙う。
約4000名が異動対象となり、今夏より一部が異動を開始。新社屋完成後の2016年後半から2017年初頭にかけて、大部分の従業員が異動する計画。
トヨタは8月19日、テキサス州に建設する新本社キャンパスの建物を設計する事業者として、ダラスに本拠を置くコーガン社を指定したと発表。コーガン社は、多くの有名企業の本社キャンパスを設計してきた実績があり、それが評価されての指定となった。
米国トヨタ販売のコーポレートマネージャー、Doug Beebe氏は、「多くの設計会社から選定した結果、新しい北米本社の設計を、コーガン社に依頼することに決めた」とコメントしている。