ボルボの名車 240 、誕生40周年…ボルボ史上、最多生産車

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ボルボ 240
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スウェーデンのボルボカーズは8月15日、ボルボ『240』が誕生から40周年を迎えたと発表した。

ボルボ240は、40年前の1974年8月21日、メディアに初公開。その後、19年間で約280万台が製造され、ボルボ史上、最大の成功を収めたモデルとなった。

ボルボ240 は、『140』シリーズをベースに、大幅な変更を加えて開発。画期的だったのは主にフロント周りで、外観デザインはその2 年前に発表された「VESC」 実験安全車から影響を受けてデザインされた。大型バンパーを装着し、全長は140 シリーズよりも13 センチ長い。特徴的な格子のヘッドレストも、新規採用された装備のひとつ。

エンジンは新開発のB21型で、キャブレター仕様は最大出力97ps、燃料噴射仕様は123psの2仕様を用意。フロントには、マクファーソンストラット式サスペンションと、ラック&ピニオン方式のステアリングを採用していた。その後、改良を受けながら、1993年まで生産を継続。

ボルボカーズによると、240は近年、コレクターの間で人気が高いという。とくにターボエンジン搭載車は、ファンの間で人気。スペア部品の入手も容易で、現在でも多くの部品が純正品として購入できる。

ボルボ『200』シリーズは、1974-1993年までの19年間に、累計286万2573台を生産。その内訳は、240が268万5171台、高級版の『260』が17万7402台。ボルボカーズは、「この数字は、ボルボがこれまで生産してきたモデルの中で最大」とコメントしている。

《森脇稔》

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