トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は7月末、米国市場において、「TRDプロシリーズ」の販売を開始した。
TRDプロシリーズは2014年2月、シカゴモーターショー14で初公開。TRDプロシリーズとは、「TRD」(トヨタ・レーシング・デベロップメント)の名前を冠したオフロードパッケージ。トヨタが米国市場で販売している大型ピックアップトラックの『タンドラ』、小型ピックアップトラックの『タコマ』、小型SUVの『4ランナー』(旧『ハイラックスサーフ』)の3車種に設定された。
駆動方式は、すべて4WD。足回りは、本格的なオフロード走行を重視して強化。TRDビルシュタインのダンパーをはじめ、TRDチューンのフロントスプリング、TRD製のフロントスキッドプレートなどが採用される。
イメージカラーには、鮮烈なレッドの「インフェルノ」を用意。グリルやアルミホイールをブラックで塗装して、赤と黒のコントラストが強調される。フロントグリルのエンブレムは、初期の「TOYOTA」の文字タイプに変更。TRDのシフトノブやTRDのフロアマットなども装備された。
7月30日、米国トヨタ販売は「TRDプロシリーズ」の販売を開始。まずは、タコマと4ランナーを発売した。現地ベース価格は、タコマが3万5525ドル(約363万円)、4ランナーが4万1110ドル(約420万円)と公表されている。