JAL、旅客サービスシステムにアマデウスの「アルテア」を採用…マーケットの変化に迅速に対応

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JAL(参考画像)
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日本航空(JAL)は、旅客サービスシステムのリニューアルを機に、スペインのアマデウスITグループが所有する「アルテア・システム」を利用することで合意した。

「アルテア」は、アマデウスが提供する航空会社向け旅客サービスシステムで、予約、発券、搭乗などのトータルソリューションで提供する。

現在、JALグループでは国内線・国際線の旅客サービスシステムをそれぞれ自社で保有しているが、今後3年程度を目途に、これらを「アルテア」にアウトソーシングする。

顧客の予約情報を「アルテア」に一元化することで、国内線と国際線の乗り継ぎがよりスムーズになるほか、「アルテア」の導入により、ワンワールド各社のシステムとの連携強化も図れる。

また、「アルテア」へのアウトソースにより、各国の運賃制度の変更時など、これまでJALが個別に対応する必要があった機能が基本サービスとして提供され、世界のマーケットの変化に、迅速に対応できる。固定費化しているシステム費用も、搭乗旅客数に連動した変動費とすることで、システム維持管理費用の低減も図る。

同社は「2012~2016年度JALグループ中期経営計画」で、ITシステムを更新して、業務の効率化や高度化に向け取り組むことを掲げており、今回の取り組みもこの一環である。

《レスポンス編集部》

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