三菱ふそうトラック・バスは7月31日、中型トラック『ファイター』の動力伝達装置(センターベアリング固定金具)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『ファイター』1車種で、2004年9月29日~2013年11月5日に製作された2万4862台。
中型トラックの動力伝達装置において、センターベアリング固定金具の強度が不足しているため、プロペラシャフトの回転振動により、当該固定金具に亀裂が発生するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂の進行により当該固定金具が破断し、プロペラシャフトが脱落して、走行不能となるおそれがある。
全車両、センターベアリング固定金具に補強金具を追加する。なお、センターベアリング固定金具に亀裂がある場合は、センターベアリング固定金具を新品に交換する。
不具合発生件数は5件、事故は起きていない。市場からの情報で発見した。