ルネサス、自動車関連SoC事業を強化するためルネサスモバイルを吸収合併へ

自動車 ビジネス 企業動向

ルネサスエレクトロニクスは、自動車関連SoC(システム・オン・チップ)事業を強化するため、子会社であるルネサスモバイル(RMC)を10月1日付けで吸収合併する。

RMCは、2010年に携帯機器や車載情報機器向けを中心としたSoCの設計を手がける100%子会社として設立した。しかし、ルネサスは、2013年3月からモバイル事業の今後のあり方について検討を開始、RMCのモバイル事業について事業売却を含む様々な構造対策を検討し、第4世代ワイヤレス事業からの撤退などを実施してきた。

ルネサスが現在進めている構造対策での重要な取り組みとして、自動車分野の車載情報機器向け事業の拡大を進める上で、ルネサス本体へ自動車関連事業の経営資源を集中し、ソリューション開発力の強化を図るとともに、同事業の経営を効率化して収益構造強化の図るため、RMCを吸収合併することにした。

RMCは債務超過で、合併に先立ちルネサスがRMCに対して有する債権389億円を放棄し、債務超過状態を解消した後合併する予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集