安川電機、リニアモーター関連特許の他社牽制力トップに

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パテント・リザルトがこのほどまとめた「リニアモーター分野国際調査における特許牽制力ランキング」で、先行技術としての認知度が最も高い特許を多く保有している企業の1位は安川電機だった。画像は安川電機のウェブサイト。
  • パテント・リザルトがこのほどまとめた「リニアモーター分野国際調査における特許牽制力ランキング」で、先行技術としての認知度が最も高い特許を多く保有している企業の1位は安川電機だった。画像は安川電機のウェブサイト。

特許の分析・調査などを行っているパテント・リザルトは7月24日、世界のリニアモーター関連技術全般について、国際調査報告に先行技術として引用された件数を企業ごとに集計し「リニアモーター分野国際調査における特許牽制力ランキング」をまとめたと発表した。

今回の調査では、欧州特許庁が提供するデータベース「DOCDB(document database)」を活用し、国際特許分類(IPC)として「H02K41」が付与されている出願を「リニアモーター分野」と定義した。今年6月末までに世界各国で出願された2万3948件のうち、WIPOのサーチレポートに引用された2028件を対象に集計した。

調査の結果、世界のリニアモーター関連の出願で、先行技術としての認知度が最も高い特許を多く保有している企業は、安川電機となった。

最も多く引用されている特許は、信頼性が高く、高い推力が得られることに特徴を持つリニアモーターに関する技術(JP3791082)で、安川電機の出願自体は国際出願されていないが、日立製作所の国際出願4件、THKの国際出願1件の合計5件に引用された。

2位は同数でニコンとキヤノン。ニコンは半導体製造装置のステージなどに使われるリニアモーターについて、多く引用されている。キヤノンもニコン同様、半導体製造装置のステージなどに使われるリニアモーターについて多く引用されている。

4位は日立製作所、5位がパナソニックと上位は日系企業が占めた。6位がシーメンス、7位が三菱電機、8位がIBM、9位が日立金属、10位が日本トムソンだった。

《レスポンス編集部》

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