欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは7月14日、米国テネシー州チャタヌーガ工場において、2016年から新型SUVを生産すると発表した。
この新型SUVは、主に北米市場向けに開発されるもの。現地ではミドルクラスに属する3列シート車で、2013年1月のデトロイトモーターショー13で初公開されたコンセプトカーの『クロスブルーSUV』の市販版となる。
フォルクスワーゲングループは新型SUVの生産準備として、チャタヌーガ工場におよそ6億ドル(約600億円)を投資。2016年末から、新型SUVの生産を開始する計画。およそ2000名の追加雇用も創出される見込み。
チャタヌーガ工場では現在、欧州向けとは異なる北米専用の『パサート』を生産中。新型SUVは、このパサートに続くチャタヌーガ工場の2番目の生産車種になる。
フォルクスワーゲングループ取締役会のマルティン・ヴィンターコルン会長は、「この新型SUVが、北米でのフォルクスワーゲンの存在感をアピールするのに、重要な役割を果たすだろう」と述べている。