米国市場に投入したばかりのフォルクスワーゲンの新型『ゴルフ』が、不具合により一時的に販売を見合わせていることが分かった。
これは、フォルクスワーゲンのの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカが明らかにした。同社は、「2015年モデルのゴルフに不具合が見つかったため、ディーラーに販売を一時停止するよう要請した」と発表している。
今回の販売停止は、フロントのスタビライザーリンクの固定が不充分だった可能性があるため。フォルクスワーゲンオブアメリカによると、製造段階でのミスにより、部品の締め付けが充分に行われなかった恐れがあるとのこと。
販売停止の影響を受けるのは、米国向け2015年モデルのゴルフと『ゴルフGTI』。合計で、およそ700台が対象となる。
フォルクスワーゲンオブアメリカでは、対象車を点検し、フロントのスタビライザーリンクの交換作業を行う予定。同社は「この不具合による火災や事故、負傷者の報告はない」と説明している。