BMWグループ、メキシコ工場建設へ…2019年稼働

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メキシコのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領とBMWグループ首脳
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ドイツの高級車メーカー、BMWグループは7月3日、メキシコに工場を建設すると発表した。

BMWグループが工場を建設するのは、メキシコ中部のサン・ルイス・ポトシ州。およそ10億ドル(約1020億円)を投じ、建設工事に着手する。工場の稼働は2019年を予定。年産能力はおよそ15万台を想定しており、約1500名を雇用する計画。

すでにBMWグループは北米において、米国サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場でSUVの『X5』などを生産中。メキシコに工場はBMWにとって、北米における2番目の生産拠点となる。

BMWと競合するアウディは2012年4月、2016年からメキシコでの現地生産を行うと発表。SUVの『Q5』を組み立て、北米市場へ出荷することが決定済み。

BMWグループのハラルド・クルーガー生産担当取締役は、「メキシコはBMWグループにとって理想的な場所であり、生産ネットワークにおける重要な工場になるだろう。工場建設は、NAFTA地域へのコミットメントに沿うもの」と語っている。

《森脇稔》

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