大阪中心部で乗用車が暴走、低血糖による意識障害の可能性

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6月30日午後4時ごろ、大阪府大阪市中央区内の国道25号(御堂筋)で乗用車が暴走。乗用車やトラックへの衝突を繰り返すとともに、横断中の自転車に衝突する事故が起きた。この事故で運転者を含む3人が重軽傷を負っている。

大阪府警・南署によると、現場は大阪市中央区心斎橋筋2丁目付近。乗用車は直進車線を横切るようにして右折。交差する一方通行路を逆走し、乗用車に衝突した。

衝突側のクルマを運転していた男性は一旦降車したが、再びクルマに乗り込んで同じクルマに2-3回の衝突を繰り返した後にバック。そのまま国道をバックの状態で順走側へ走行し、今度は右折。道路を横断していた自転車に衝突した後、自転車をひきずったまま、その奥の路上に駐車されていたトラックへ衝突してようやく停止した。

この事故ではねられた自転車に乗っていた32歳の女性が胸部骨折などの重傷。トラックを運転していた58歳の男性が打撲などの軽傷を負った。暴走車を運転していた65歳の男性は意識が朦朧とした状態で、近くの病院へ収容されている。

この男性の家族は警察に対して「糖尿病で低血糖の症状があり、インスリン投与をしている」と説明しているという。警察では低血糖状態で意識が朦朧となっていた可能性があるとして、男性の回復を待って自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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