新日鉄住金は、世界最大の鉄鉱石サプライヤーであるブラジルのヴァーレが運航する40万トン級大型船「ヴァーレ・マックス」を鹿島製鉄所で試験的に受け入れた。
ヴァーレ・マックスは、日本が過去受け入れてきた鉱石船の中で最大船型で、鹿島製鉄所には初入港となる。
これまで大分製鉄所、君津製鉄所でヴァーレ・マックスを受け入れてきた。今回は、大分製鉄所、君津製鉄所、鹿島製鉄所の3港で荷揚げを実施し、大型船受け入れについて新日鉄住金としての港湾インフラの潜在力を示すと同時に、経営統合のメリット追求の一貫として、鹿島製鉄所で試験的に受け入れた。
新日鉄住金は、超大型船の受け入れ体制を拡充することで、原料輸送費の低減を図る方針で、今後も検討を続けていく。