JVCケンウッドは6月17日、米国でCD/DVD/ブルーレイディスクを製造するJVCアメリカの全株式をCinramグループに譲渡する手続きが完了したことを発表した。
JVCアメリカは主にパソコンやゲームソフト用CD/DVDディスクの製造、包装や発送、在庫管理業務を手掛けている。しかし、インターネット環境のブロードバンド化に伴うダウンロード文化の浸透で、CD/DVDなどのソフトパッケージ商品市場は縮小している。
JVCケンウッドは、JVCアメリカの全株式を売却することで、コア事業への集中を進め、業績の回復を目指す。
なお、JVCケンウッドはJAIの売却に伴って関係会社株式評価損として特別損失約12億円を計上する見込みだが、通期業績見通しは修正しない。