TRWは、中国の自動車産業を代表する工業団地、上海市嘉定区安亭に、同社最大級の広さ6万6000平米のテクニカルセンターを開所した。
同テクニカルセンターは、ブレーキ、ステアリング、サスペンション、乗員安全システム、セーフティエレクトロニクスなど、TRWの主要事業全分野を網羅する20以上のテストラボから構成されており、エンジニアリング、リサーチ、技術部門で総勢1200名超のスタッフを採用する予定だ。
さらに、テクニカルセンターには、TRWの製品ラインすべてにわたるR&D(研究開発)、エンジニアリングデザインおよびアプリケーション、試験、検証などに携わる部門も置かれ、顧客に対する技術サービスや営業サービスも提供する。
TRWのジョン・C・プラント会長兼CEOは「成長著しい中国市場において、自動車の安全性およびドライバーとその他の道路利用者両方の安全意識を高めることが、業界の最優先事項となる。TRWでは、安亭テクニカルセンターの開設に続き、こうした分野に今後も投資を継続していく」とコメントしている。