国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は、サバ州シピタンの石油・ガス産業パークにおいてアンモニア・尿素(SAMUR)プラント建設プロジェクトを推進しているが、同州内で同様のプロジェクトを計画している模様だ。
情報筋が「ビジネス・タイムズ」に明らかにしたところによると新プロジェクトの規模は30億リンギで、協議は最終段階にあるという。
PCGは取材に対して、同プロジェクト計画に関する否定も肯定もしていない。
現在行われているSAMURプロジェクトの進捗率は60%で、来年8月の完成を予定していたが工事期間が6カ月延長され2016年2月末に完成する予定となっている。重要な機器を載せていた船で火災が起きたことが原因だという。
稼働時の粒状尿素の年産能力は120万トンとなる見込みで、現在の生産能力が倍増することとなる。
PCGは中国や中東、ロシアにおける事業も強化させる方針で、今年は23億リンギの設備投資割当てを予定している。