叡山電鉄はこのほど、「悠久の風~南部風鈴によせて~」と題したキャンペーンを始めた。観光案内サロン「風の駅『旅の情報ステーション京都』」との共催で、昨年に続き2回目。9月30日まで実施する。
同社の鞍馬線鞍馬駅(京都市左京区)からケーブルカーでアクセスできる鞍馬寺は、幼少期の源義経(牛若丸)が預けられた寺として知られ、後に義経は奥州平泉(現在の岩手県平泉町)に渡った。叡山電鉄はこの史実にちなみ、岩手県の名産・南部鉄器の風鈴約100個を鞍馬駅につり下げた。
叡山電鉄オリジナル短冊仕様の南部風鈴(2種類・各1200円)も鞍馬駅と風の駅で販売しており、売上げの一部は東日本大震災で不通となった三陸鉄道(今年4月6日までに全線再開)に寄付するという。
また、800系1編成(815+816号)を「悠久の風」号として運転。今回初めての試みとして車内に南部風鈴22個をつるしたほか、「第1回悠久の風フォトコンテスト」の入賞作品を展示している。「悠久の風」号の運転期間は8月29日まで。