ペトロナスのガスパイプラインで爆発、一時火災が発生

国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)の、サバ・サラワク州を繋ぐガスパイプラインで10日午前2時爆発が起き、火災が発生した。

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国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)の、サバ・サラワク州を繋ぐガスパイプラインで10日午前2時爆発が起き、火災が発生した。

事故が起きたのはサラワク州北部にあるラワスとロン・スカンの間に位置するパイプラインで、40億リンギ規模の同プロジェクトは一時閉鎖されている。爆発による死者は出ていない。

爆発現場から9キロメートルほど離れた場所にある村落の住民には一時的に安全な場所に避難するよう指示が出されたが、ペトロナスのサラワク支部の発表によると火は消し止められた。一部が地下に埋められているパイプラインには火災が起きた場合に延焼を防ぐための安全システムが搭載されていた。
爆発が起きた原因はわかっておらず、ペトロナスや地元消防局が強力して原因究明作業が行われている。

サバ石油・ガスターミナル(SOGT)プロジェクトの一部であるパイプラインは今年完成したばかりで、サバ州キマニスからサラワク州ビントゥルに生ガスを輸送するためのもの。ラワスとウル・バラムを通り、ミリを経由してビントゥルまでを繋いでいる。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、6月11日)

千田真理子

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