【フォード エコスポーツ 発売】BセグSUV、伸長市場に満を持して投入

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フォード・ジャパンから発売された『エコスポーツ』は、フォードのグローバルラインナップの新たな1台で、BセグメントのプラットフォームをベースにしたコンパクトSUVだ。

「Bセグメントは世界的にも販売が伸びる傾向で、フォードとしても来年くらいまでに200万台を達成したいと考えている」とは、フォード・ジャパン・リミテッド、マーケティング部ディレクターの木下洋氏の弁。

そこで、「『フィエスタ』がボリュームゾーンとなるが、SUVタイプのエコスポーツにも大きな期待を寄せている」と話す。

その理由は、「ユーティリティや、SUVタイプのクルマが北米はもとより、これまであまり人気のなかった欧州や、最大市場となった中国など世界的に伸びている。つまり、BセグメントとSUVタイプの両方を兼ね備えているのがこのエコスポーツなのだ」という。

「日本市場では、BセグメントSUVの車種数は限られており、マーケット規模は小さいが、ひとつ上のCセグメントSUVは、過去数年でかなり伸びている。さらに、昨年から今年にかけて、BセグメントSUVも商品数が揃ってくるので、今後期待が持てるマーケットになると思う」と分析。

そして、「SUVは、『エクスプローラー』を筆頭に、フォードは長い歴史もあり様々なノウハウも持っている。そういったものを注ぎ込んで、開発したのがこのエコスポーツだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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