スウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズは6月3日、5月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は4万0449台。前年同月比は13.4%増と、11か月連続で前年実績を上回った。
市場別では、西欧が回復傾向を示す。5月は1万4671台を売り上げ、前年同月比は15.1%増と、4か月連続のプラス。このうち、地元スウェーデンは6228台を販売し、前年同月比は33.5%増と、5か月連続で増加した。
また中国では5月、月販新記録の7104台を販売。前年同月比は60.9%増と大きく伸び、2桁増を維持する。『XC60』や中国専用ロングボディの『S60L』が牽引役を果たす。一方、米国では5月、5014台を販売。前年同月比は20.6%減と、3か月ぶりのマイナスとなった。
車種別の5月販売実績では、XC60が1万1823台を売り上げ、引き続きボルボカーズの最量販車に。前年同月比は21.8%増と、13か月連続のプラスとなった。新型を投入した『V40』シリーズが前年同月比13.6%増の9025台、『V60』が前年同月比43.8%増の5480台で、これに続く。
中でも新型V40は、通常のハッチバックが前年同月比12.1%増の6676台、『V40クロスカントリー』が18%増の2349台を売り上げた。新型は、好調な販売を維持する。
ボルボカーズの2014年1-5月世界販売は、前年同期比10.5%増の18万5881台。2013年の世界新車販売は、前年比1.4%増の42万7840台だった。ボルボカーズのマーケティングセールス&カスタマーサービス担当、アラン・フィッセル上級副社長は、「新型XC90の発売が、ボルボブランドと商品に、さらなる関心を増すだろう」と語っている。