日産自動車は6月2日、ブラジルのリオデジャネイロに、サテライトデザインスタジオを開業した。
このサテライトデザインスタジオは、日産のブラジル本社内に開設。NDA-R(日産デザイン・アメリカ・リオ)を名乗る。
NDA-R開設の目的は、ブラジルのデザインのトレンドや、消費者のニーズを探り、それを市販車のデザインに反映させるため。日産は2012年秋、サンパウロモーターショー12において、ブラジル市場のために開発した初のコンセプトカー、『エクストレム』を初公開している。
日産は現在、日本(神奈川県厚木)、英国ロンドン、中国北京、米国サンディエゴの各都市に、デザインセンターを置く。ブラジル・リオデジャネイロのサテライトデザインスタジオは、日産にとって、世界5番目のデザインセンターとなる。
日産自動車のデザイン部門を統括する中村史郎上級副社長は、「日産にとって、ブラジルは主要マーケットのひとつ。デザインは、よりブラジル市場に即して行われるべきだ」とコメントしている。