5月21日~23日までパシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2014」で、トヨタの技術開発会社であるトヨタテクニカルディベロップメント(TTDC)は「運転操作ロボット」を展示した。
この運転操作ロボットは、車両をシャーシー・ダイナモに載せて各種試験を行うときに、車両のペダル操作を高精度に再現するもので、アクセル・ペダルとブレーキ・ペダルに装着できる。
このようなロボット試験を行うメリットは、何度も繰り返すペダル操作を人間が操作をする場合より高精度で同じ力・速度で再現できる点だ。
展示された運転操作ロボットは、アクアに搭載されていた。アクアの運転席床にはペダルアクチュエータが固定されており、このペダルアクチュエータはコンソールPC・ハンディコントローラ・制御ユニットで制御される。
同社の説明員によると、「人のペダルワークと同じ動作を再現することができるのが、この運転操作ロボットの最大の特長。再現するペダルワークはシステムのパターン編集機能で、短時間で変更することができる」と、運転操作ロボットの特長を教えてくれた。