日本精工は、5月21日~5月23日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2014」に、未来のクルマ社会を目指し「環境・安全の向上に貢献するNSKの自動車技術」をテーマに、最先端の技術や製品を幅広く展示する。
環境性能向上に貢献する製品・技術の展示では、同社の高信頼性シール付ハブユニット軸受のアウターシールが、どのように泥水の浸入を防ぐのか、AR技術を活用して分かりやすく紹介する。シール性が向上することで、耐久性を高め、製造段階から製品の使用、廃却までライフサイクル全体での環境負荷を低減する製品・技術となる。
また、高信頼性クラッチプーリーや、高効率シェルニードル軸受など、従来の内燃機関や多段オートマチックトランスミッション、CVTの効率向上に貢献する製品・技術に加え、高速モータ用グリース潤滑玉軸受やタンデムワンウェイクラッチなど、HEVやEVの効率向上する製品・技術も展示する。
安全性能向上に貢献する製品・技術の展示では、グローバルに生産される車種について各地域で要求される様々な高機能なニーズに対して幅広く対応可能であると同時に、大幅なコストアップなしに軽量化と安全性向上を実現するモジュール化対応高機能電動パワーステアリング(ECU)を展示する。
モータとECUやギアボックスなどのメカニクス機構の統合に加え、ECU自体の小型化によって、軽量で搭載性を向上させた機電一体型コラムEPSの開発品も展示する。
環境性能と安全性能双方の向上に貢献する製品・技術では、車輪のハブ部分に小型・軽量な駆動モータと様々な種類の軸受を内蔵したホイールハブモータを展示する。タイヤを直接駆動することで、走行性能の究極の効率化が可能になり、環境性能を向上する。各タイヤの駆動力を、それぞれ制御することで、高い安全性能を実現する。
ブースでは、技術者による環境と安全に製品・技術のプレゼンテーションを実施。
このほか、自動車技術会春季大会では、展示品に関連した、ハーフトロイダル無段変速機の効率向上に関する講演も行う。