スズキの鈴木俊宏副社長は5月9日に都内で開いた決算会見で、主力のインド市場について「全体需要としてはおそらく横ばい」との見通しを示した上で、自社の販売では「(前年比)103%をひとつのターゲットとして進めていく」と述べた。
鈴木副社長は「インドルピー安を受けて燃料価格が上昇したり、金利等も高止まりしている。全体としてはほぼ横ばいでいくと思っているが、それなりの販売網、機種も持っているので103%をひとつのターゲットとして進めていく」と語った。
また鈴木修会長は「インドはここ5年間、市場が100万台で停滞している。しかし他社に比べてものすごくモデルの数が多い。その優位性を考えてやらないといけないので、全体の需要がどうであれ3%以上は伸ばすということで、発破をかけている。3か月に一回、私自身が行ってチェックしている」と明かした。