三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは5月1日、4月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は6542台。前年同月比は46.6%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
6542台の内訳は、乗用車が前年同月比50.8%増の2775台と、2か月連続で増加。セダン系の車種整理を進めていた影響から抜け出して、増加傾向を示す。SUVなどのライトトラック系は、前年同月比43.7%増の3767台と、好調が持続する。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が引き続き人気。4月は、三菱の米国販売全体の4割にあたる2619台を販売した。
この台数は、同車の月販台数としては、過去3番目に多い数字。前年同月比は24.1%の大幅増となった。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応している。
また、新型を2013年6月に投入した『アウトランダー』は4月、前年同月比125%増と大きく増加。2013年9月に米国市場に投入した新型『ミラージュ』は、4月に1331台を販売した。
2014年1-4月の三菱自動車の米国新車販売台数は、前年同期比29%増の2万6382台。三菱モータースノースアメリカのドン・スウェアリジェン営業担当取締役は、「3月に続いて、4月も優れた結果。三菱ブランドの認知度が向上していることに、興奮している」と述べた。