国土交通省は、「道路の老朽化対策に向けた大型車両の通行の適正化方針」を公表するのに伴って全日本トラック協会への要請文を手渡すと発表した。
道路の老朽化対策が喫緊の課題となっており、道路の維持・修繕を、より適切に実施していく必要がある一方で、道路の劣化に与える影響が大きい重量を違法に超過した大型車両の対策が必要となっている。
国交省道路局は、これら過積載トラックなどが、道路をこれ以上傷めることがないよう、悪質な違反者に対しては厳罰化する一方で、社会要請でもある車両の大型化に対応した許可基準の見直す。適正な道路利用者に対する許可の簡素化などにより、大型車両の通行の適正化を図るための方針をまとめた。
この方針を公表するのに際して、運送事業者の団体である全日本トラック協会に対し、協力要請を行う。5月9日に国交省で全日本トラック協会に対して要請文を手渡す。