世界ツーリングカー選手権(WTCC)第3戦が5月4日、ハンガリーのハンガロリンクで開催され、シトロエンレーシングは、レース1では1-2フィニッシュを飾り、開幕から3大会連続の勝利を獲得した。
今回のハンガリー戦では、シトロエン『Cエリーゼ WTCC』に対し、性能調整による60kgのウエイトハンデが課せられたが、予選ではイヴァン・ミューラーがトップタイムをマーク。ホセ・マリア・ロペスが2位、セバスチャン・ローブが3位と、シトロエン勢が上位を独占した。
レース1では、ポールポジションからスタートしたミューラーがトップをキープし、ロペスが2位に続いた。ローブはスタートで出遅れ7位にポジションを落としたが、ミューラーとロペスはその後も後続を引き離し、14周のレースを1-2フィニッシュで終え、ミューラーは今季2勝目を挙げた。
リバースグリッドで行われるレース2ではローブが8番手、ロペスが9番手、ミューラーが10番手からのスタート。ミューラーとロペスは好スタートを決め、1周目にミューラーは5位、ロペスは6位に浮上した。しかし、ハンガロリンクは追い抜きが難しいコース。2台はそのまま5、6位でフィニッシュ、ローブはスタートを上手く決められず、9位でチェッカーフラッグを受けた。
ミューラーが前戦フランスに続いて勝利を挙げ、シトロエンCエリーゼ WTCCは開幕以来3大会連続で優勝を果たした。シトロエンはマニュファクチャラーズ選手権で271ポイントを獲得し首位を独走。ドライバーズ選手権でも1位ロペス、2位ミューラー、3位ローブとなり、シトロエンのドライバーが上位を独占している。