東京証券取引所は1日、プロ投資家向け債券市場、東京プロボンド市場へのマラヤン・バンキング(メイバンク)の上場申請を承認したと発表した。東南アジアの発行体による初の上場企業となる。
メイバンクの5月1日から1年間の発行限度額は50億米ドル(約5,000億円)。メイバンクは発行限度額内で個別の債券を発行することが可能となる。
東京プロボンド市場は、2012年3月に新設されたプロ投資家向け債券市場。今回の上場は8件目となる。
東証は、アジア地域内での債券発行・流通を促進し、域内における貯蓄を投資へ活用する政策的な課題への対応の一環として設立されたASEAN+3債券市場フォーラムに参画していた。今回の東南アジア発行体による第1号案件をを契機に、アジア市場における東京プロボンド市場の活用を推進していく方針だ。