近く内閣改造、MCAが内閣復帰へ 5月中に実施の見通し

ナジブ・ラザク首相が近く内閣改造を実施するとの見方が強まっており、これに合わせて与党連合・国民戦線(BN)構成党のマレーシア華人協会(MCA)が昨年5月の総選挙以来の内閣復帰を果たすことが有力視されている。

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ナジブ・ラザク首相が近く内閣改造を実施するとの見方が強まっており、これに合わせて与党連合・国民戦線(BN)構成党のマレーシア華人協会(MCA)が昨年5月の総選挙以来の内閣復帰を果たすことが有力視されている。

現在国会は休会中で、次回開会は6月9日となる。ナジブ首相は5月27日から訪中の予定があるため、それまでの内閣改造が時期的に最適だとみられる。早ければ今週中との見方もある。ナジブ首相はもっと早い時期の改造を予定していたようだが、マレーシア航空MH370便の行方不明事件を受けて延期を余儀なくされていた。5月1日に運輸省が事故の予備調査報告を発表したことから、政府としては事件処理も一段落したとみているようだ。

MCAは2月に開催した臨時総会で内閣復帰の方針をすでに決定しており、既定路線となっている。MCAは前回の2008年の総選挙でも議席数を減らしていたが、昨年5月の総選挙ではさらに下回り、下院7議席、州議11議席に落ち込み、有権者への責任をとって内閣入りを辞退していた。

伊藤 祐介

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