英国自動車工業会(SMMT)は4月24日、3月の英国における自動車の生産実績を公表した。乗用車と商用車を合わせた総生産台数は、14万2158台。前年同月比は12%増と、5か月ぶりに前年実績を上回った
14万2158台を英国向けと輸出分で分けると、英国向けが3万3221台で、前年同月比は18.2%と回復。輸出分は10万8947台で、前年同月比は10.3%増と、引き続き好調だった。
なお、英国に生産拠点を置く主要自動車メーカーは、BMWグループのMINIとロールスロイス、ジャガー・ランドローバー、ベントレー、トヨタ、ホンダ、日産など。
2014年第1四半期(1-3月)の英国における自動車の生産台数は、40万4803台。前年同期比は2.9%増だった。英国自動車工業会のマイク・ホーズ チーフエグゼクティブは、「2月の英国自動車生産が12%増と回復したのは、各社が年初から、新型車の生産を順次開始した効果」とコメント。
英国では1月22日、日産が新型『キャシュカイ』の生産をサンダーランド工場で開始。新型キャシュカイの販売は好調で、英国自動車生産の回復に大きな役割を果たしたもよう。