米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペルは4月23日、ドイツ・アイゼナハ工場の累計生産台数が、300万台に到達したと発表した。
アイゼナハ工場は1990年に稼働。オペルの主力工場のひとつだ。最初にラインオフしたのは、『ベクトラ』だった。累計生産300万台は、生産開始から24年で打ち立てた記録。
記念すべき300万台目となったのは、オペルの新世代コンパクトカー、『アダム』。ルーフがブルーで塗装された1台の出荷を、来賓や工場の従業員が祝福した。
オペルは1990年のアイゼナハ工場稼働以来、同工場に累計12億ユーロ(約1700億円)。工場の拡張や、設備の改修を図ってきた。すでに同工場製のアダムは、欧州全域で8万台を超える受注を獲得。
オペルのカールトーマス・ノイマンCEOは、「オペルはドイツでスモールカーの開発・生産を一貫して行う唯一の自動車メーカー」と語っている。