ダイハツ工業の三井正則社長は4月24日の決算発表会見で、2014年度の軽自動車市場が、2015年4月からの軽自動車税引き上げによる駆け込み需要によって業界想定より上ぶれする可能性を指摘した。
三井社長社長は14年度の見通しについて、日本自動車工業会の予測と同程度の180万台(前年度比20%減)をベースに置いているとした。その一方で軽自動車税増税前の駆け込み需要により「190万台(同16%減)程度まで上ぶれることもあるのでは」と指摘した。
軽自動車税は15年度の新車購入時から現行の1.5倍となる1万800円に増税される。このため、同社では「今年の後半から徐々に需要が高まる」(国内営業担当の堀井仁上級執行役員)との見方が出ている。