【INDYCAR 第2戦】コンウェイ、多重クラッシュをスリ抜けて驚きの勝利獲得...琢磨はリタイア

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トヨタグランプリ・オブ・ロングビーチの表彰台
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  • マイク・コンウェイ
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  • マイク・コンウェイ

エド・カーペンターレーシングのドライバーであるマイク・コンウェイは4月13日、トヨタグランプリ・オブ・ロングビーチの決勝において、複数の車が巻き込まれた衝突を避け、燃料切れのためにピットインしたスコット・ディクソンをパスして、予想外の勝利を獲得した。

ホンダ勢が強さを見せていた合計80ラップのレースの56ラップ目で、トップ2を走っていたアンドレッティ・オートスポーツのライアン・ハンター=レイとジェームズ・ヒンチクリフは両者共に多重クラッシュに巻き込まれ、また佐藤琢磨も彼等の停車した車に後方から突っ込み、リタイアを余儀なくされてしまった。

この第3ターンで起こった大きな事故でトップグループに踊り出たのは、スコット・ディクソン、ジャスティン・ウィルソン、ウィル・パワー、マイク・コンウェイだった。しかしウィルソンは第8ターンでのディクソンとの接触でリタイアとなり、さらにトップを走っていたディクソンは半周分の燃料不足のために、残り2ラップでピットストップを強いられた。

「勝つことができたなんて信じられないよ。チームが本当に素晴らしい仕事をしたんだ。自分がどこに位置するかはわからないし、いつもできるだけハードにプッシュしなければならないので、僕はプッシュしたよ。なぜならウィル(パワー)が近づいて来て、しかも彼は最終コーナーを上手く抜けていたからね。僕はそこでクリーンにキープしなければいけないことを知っていた。スコット(ディクソン)があそこで退くとは思ってもみなかったよ。彼が燃料をセーブしていることに気付かなかったんだ。2位でも良かったけど、勝てたことは素晴らしかった」とコンウェイは語った。

トヨタグランプリ・オブ・ロングビーチの決勝結果(トップ10)

1. マイク・コンウェイ(シボレー)
2. ウィル・パワー(シボレー)
3. カルロス・ムニョス(ホンダ)
4. フアン・パブロ・モントーヤ(シボレー)
5. サイモン・パジェノ(ホンダ)
6. ミカエル・アレシン(ホンダ)
7. オリオール・セルビア(ホンダ)
8. マルコ・アンドレッティ(ホンダ)
9. セバスチャン・サーベドラ(シボレー)
10. カルロス・ハーティス(ホンダ)

《河村兵衛》

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