#4 BMW(タイヤはヨコハマ=YH)は、序盤早々に片岡がポール発進の#31 OGT Panasonic PRIUS (新田守男&嵯峨宏紀/YH)を逆転して首位に立った。その後、降雨時やピットストップ時期に他車が首位を走ることはあったが、レース後半は#4 BMWがトップの座を確固たるものに。
終盤には2番手の同じ2014年モデルZ4 GT3、#7 Studie BMW Z4(J.ミューラー&荒聖治/YH)に迫られる場面もあったが、「残り周回数を計算しながらタイヤマネージメントして、もたせました。演出です(笑)」と語る谷口が逃げ切って勝利を得る。昨年はともにチームを組んでいたStudieが独立するかたちで新規参戦となった#7陣営が相手だっただけに、先輩サイドとしては「負けたくない気持ちが強かった」(谷口)。片岡も「いちばん意識するチームで、めっちゃライバル」という好敵手を従えての1-2だけに、喜びも一層大きなものとなったようだ。