マレーシア航空(MAS)MH370便の事件でパニックとなっているマレーシアで、華字紙「星洲日報」は先のコラムで東日本大震災などの災害時にも平静を保って粛々と復興を進める日本人の姿を、政治化して大騒ぎするマレーシア人の姿と引き比べて称賛している。
コー・チュンキアット記者が寄稿した「災いが起きた時に真実の姿が見える」と題するコラムでは、日本人の忍耐、自制心、寛容、克己心を称賛した上で、様々な問題をことさら政治化しない点、大袈裟に騒ぎ立てない点を指摘。今回のMH370便の報道でも、感情的で事実を歪曲した報道が多い外国の報道に比べ、日本では粛々と専門家の意見などを紹介するだけで、感情を抑制した冷静な報道だったと指摘している。
その上で、こうした日本人の態度から教育の重要性が伺われると指摘、「ルックイースト政策」で何十年も学ぶ機会があったにも関わらず一体何を学んだのかと自国を批判している。